本の内容紹介
今回ご紹介させて頂くのは、北野唯我さんの『転職の思考法』。
主人公は、このまま今の会社にいて良いのか、という悩みを抱える「青野」。
青野が経営コンサルタントの黒岩に出会い、ストーリー形式で
転職に関するモヤモヤを解決していくといった内容です。
転職率が増えつつある現代ですが、未だに「転職は悪である。裏切りである。」
といった意見があるのも事実ですよね。
この本の著者である北野唯我さんは、そんなタブーを破壊して、
「誰でもいつでも、自由に転職できる社会にしたい」と語っています。
そんな著者の思いが詰まった『転職の思考法』。
この本を読めば、今の会社に対するモヤモヤが整理され、
転職に対する考え方もがらっと変わると思いますよ!
どんな人におすすめ?
この本がおすすめなのは、以下のような方です。
・今の会社に居続けるべきか迷っている人。
・転職したいが、何から始めたら良いかわからない人。
・もっと自分に合った会社があるのでは、と思っている人。
『転職の思考法』3つのポイント!
『転職の思考法』のポイントを簡単にまとめてみました。
1. 自分のマーケットバリューを知る
上司を見て働くか、マーケットを見て働くか
本書に書いてある、会社が潰れても食べていける人と、食べていけない人の違いです。
上司に気に入られるように働くのではなく、自分のマーケットバリュー、つまり市場価値を
高めることが重要なんですね。
そしてそのマーケットバリューは、以下3つの要素から決まります。
①技術資産…もっている専門性と経験。
②人的資産…人脈。その人だからこそ動いてくれる人がそのくらいいるか。
③業界の生産性…1人あたりがどれほどの利益を生み出している業界か。
この3つの要素から、自分の現在のマーケットバリューをはかり、
目指すべき姿を考えて見る必要があります。
2. ベストな会社の見極め方
いつでも転職できるような人間が、それでも転職しない会社。それが最強だ。
会社を選ぶ際に重要なポイントは、以下の3つ。
①マーケットバリュー
②働きやすさ
③活躍の可能性
前述したマーケットバリューに加えて、働きやすさと活躍の可能性が重要です。
自分が活躍できるイメージを持つことができる会社を選ぶ必要があります。
本書では、活躍の可能性を確かめるための3つの質問も紹介されているので、
ぜひチェックして見てください!
3. やりたいことを見つける方法
好きなことがあるということは素晴らしいことだ。
だが、ないからといって悲観する必要はまったくない。
ほとんどの人間は、仕事の楽しみを『to do(コト)』ではなく『being(状態)』で
考えるそうです。
そしてbeing型の人間は、心からやりたいコト、成し遂げたいコトがなくとも、
ある程度やりたいコトがあれば、それで問題ないのです。
そしてある程度やりたいコトを見つけるための方法は以下の2つが紹介されています。
①他の人から上手だと言われるが、自分ではピンとこないものから見つける
②普通の仕事の中でまったくストレスを感じないことから見つける
一言まとめ
本の詳細情報
出版社 : ダイヤモンド社; 第1版 (2018/6/20)
発売日 : 2018/6/20
言語 : 日本語